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A社の佐伯さんがのらりくらりと。インターネットと少しだけ生活のこと。

うろ覚えだった知識をまとめてみたよ【ネットワーク編①】

学習エントリ。 全体的な知識の底上げをすべく、復習も兼ねてまとめてみる。

OSI参照モデル

通信を分野ごとにグループ分けしたもの

  • 物理層:伝送を行う上で必要な物理的な電気特性の条件の規定。コネクタの形状やケーブルの電気特性など。
  • データリンク層:隣接ノード間(=ケーブルでつながれた機器の間のこと)の通信を規定する。同期制御、伝送制御手順、アクセス制御手順、誤り制御手順などはここ
  • ネットワーク層:データの中継方法について規定。経路制御(ルーティング)はここ。どの経路を使ってデータを送信するのかを決めるのが経路制御。経路制御を行うものをルータという。
  • トランスポート層:通信品質を高くする方法について規定する。どういった環境でも、一定レベルの通信品質を保てるように調整する。
  • セッション層:アプリケーション間でメッセージのやりとりを迅速に行えるようにする機能について規定。送信権制御や同期制御など。
  • プレゼンテーション層:アプリケーション間でやりとりするメッセージの形式について規定する。
  • アプリケーション層:アプリケーションとやりとりする手順について規定する。
プロトコル

通信規約、通信手順を意味するもの。相手との通信を正しく行えるようにするもの。相手と自分がおなじプロトコルを使用して初めて正しい通信が行える。それぞれのプロトコルは以下。 * ネットワーク層:IP 宛先、送信先ホストの指定 * トランスポート層TCP 宛先、送信先アプリケーション・プログラムの指定 * アプリケーション層 HTTP:Webサービスの提供 FTP:ファイル転送サービスの提供 SMTP:電子メールの配送 SNMP:ネットワーク上の機器の動作情報収集 DNS:ホスト名とIPアドレスの変換

通信技術の基礎

通信方式
  • 半二重方式:送信と受信を交互に切り替えて行う。トランシーバのようなイメージ
  • 全二重方式:送信と受信を交互に行う。電話のようなイメージ
同期制御

正しいデータの送受信は「どこまでがデータのひとかたまりか」を指定する、すなわちデータの始まりと終わりを相手と合わせる必要がある。同期制御ではデータの始まりと終わりに印を付ける。以下の3つの方式が有る。

  • 調歩方式:一文字のはじめと終わりに印を付ける。はじめの印をスタートビット、終わりの印をストップビットという。データを転送していない間はストップビットを送り続ける。文字単位で印を付けるので、文字データの伝送に使われる。
  • キャラクタ同期:調歩方式のようにいちいち文字ごとに印をつけるのは面倒なので複数文字をまとめてブロックとし、ブロックごとに印をつける。この印をSYNコードという。同じく文字データの伝送に使われる。
  • フレーム同期:文字だけでなく任意のビット列(バイナリデータ)の伝送が可能。データの前後にフラグシーケンスという印を付ける。
伝送制御手順

「相手と繋がった?」「相手が受信できる状態にある?」「データが正しく受信された?」「データはすべて受信された?」などの確認を行う為の手順。代表的なものにHDLC手順というものがある。フレーム同期を用いる。インターネットに接続する際に利用するPPP(Point to Point Protocol)はHDLCをものにして作られた。

伝送時間の計算

通信回線の速度はbps(ビット/秒)。一秒間に何ビットのデータを伝送できるかを表す。 例えば80MBのデータを1Mbpsの通信回線で伝送すると10M ✕ 8 /1M = 80秒かかる。加えて伝送効率を考慮する必要もある。実際は回線速度の何%に速度になるのか?を表す。

参考

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